データ移行方法はクイックスタート機能を利用
古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを移行させました。データを転送するために用いたのはiPhoneに標準搭載されている機能であるアップルのクイックスタート。クイックスタートはパソコンに接続することなく古いiPhoneと新しいiPhoneだけでデータを移行できるので、もっとも簡単な機種変更方法だと思います。データ移行作業にかかった時間は色々とマジメにiPhoneの画面に表示される説明を読みながらでも1時間弱でした。
新しいiPhoneの設定をする手順
データの移行を開始するために買ってきた新しいiPhoneの電源を入れます。「こんにちは」のメッセージが表示された後、国や地域を選択する画面になるので日本を選択しました。
古いiPhoneと新しいiPhoneの両方のBluetoothがオンになっている状態でiPhoneを近づけることでクイックスタート機能を使ったデータの移行の準備が開始できるようになります。(この時ほかの通信機能Wi-FiもLTE(4G)もすべてオンになっている状態でデータ移行作業をしています)
安全にデータを移行する
古いiPhoneの画面に、新しいiPhoneを設定するために利用するApple IDの確認を求める表示が出るのでIDが使っているものと合っているか確認の上、続けるを選びます。
次に新しいiPhoneの画面にモヤモヤっとした円形の画像を現れるので、古いiPhoneを手に取りカメラで、新しいiPhoneの画面に表示されている円の位置を合わせて映します。
円状の画像を読み込んだ後、新しいiPhoneの画面ではパスコードの入力を求められることになります。古いiPhoneでいつもロック解除などに利用しているパスコードを入れることでアクティベートが始まりました。
*上記のアップルIDの確認、円形の画像をカメラで映す、パスコードを入力するという手順によってデータ移行の安全性を確保しているものだと思います。ただ新しいiPhoneを用意して誰かのiPhoneの横に並べるだけでデータを移動させることができると大変なのでセキュリティを確保。
機種変更するための設定を行う
「iPhoneのアクティベートには数分かかることがあります。」と表示されたあと数分待っていると次のメッセージが表示されます。
「新しいiPhoneの設定を完了」という表示になりますが、この時点ではWi-Fiの設定などがコピーされた段階でまだ写真などのデータは移行し終わってないです。
ここでTouch IDの設定になりますが、まずデータの移行を完了させてしまいたいので、私はTouch IDをあとで設定を選択し、いったん使用しないで進めることにしました。
今回は古いiPhoneと新しいiPhoneの間で直接データを転送する方法を使います。iCloudの残り容量を気にすることなくデータ移行をしたいので「iPhoneから転送」を選びました。
転送時間が5分から10分程度となっていて、iPhoneの中に入っているデータの量で終了時間は変わるようです。
iPhoneから転送を選択すると利用規約についての説明が表示されるので同意することで次に進みます。
新しいiPhoneに移行するAppとデータや設定があることが表示される確認画面です。続けるを選択するとiMessegeとFaceTimeの設定になります。ここで設定しても、今はしないを選択してもどちらでも大丈夫です。さらにSiriの設定。声の種類を選ぶだけなので簡単に終わります。
実際にデータ転送開始
ここまで新しいiPhoneをどのような設定をするのかを選択しながらデータ移行の準備をしてきましたがようやく新しい”iPhone”へデータを転送中になりました。
しばらく時間が経つとデータの転送が完了しました。新しいほうのiPhoneは自動的に再起動が始まりました。
古いiPhoneのデータを消去するか、消去しないか
古いほうのiPhoneではデータを消去するか確認する画面になります。続けるを選ぶとデータの消去に入るわけですが、私は今はしないを選択しました。
なぜこの段階で消去を開始しなかったのかという理由としては、新しいiPhoneに漏れなくすべてのアプリ、データが移行できているのか確認をしたかったからです。特にバーコード決済のpaypayアプリなど残高が残っている状態だったので慎重に行きたいという考え。(*消去はデータ移行が終わった後からでも簡単にできるようになっています。)
新しいiPhoneにデータの復元が完了
こちらは再起動が終わった新しいiPhoneです。復元しましたとありますが、まだ完全な状態ではなくAppストアのほうからアプリのダウンロードが続いているようです。iPhoneを使っているうちに完全な状態になっていくということでしょう。
アップルIDの確認などが入ったあと、ようこそiPhoneへが表示されて機種変更作業が完了しました。
アプリ、写真や動画など新しいiPhoneのデータの確認をする
iPhoneを買い替えたときにする操作として最後にするものはアプリとデータがきちんと移行できている確認することだと思います。
メッセージアプリやゲームアプリの中には、独自に引継ぎコードを発行するタイプのものもあるようなのでしっかりと確認することは大事です。
iMessegeのデータや撮影した写真、Paypayアプリは残高のデータもきっちり移行できていたりしたので多くのアプリが完全な状態になっていました。データの移行はできていても再度ログインを求められるアプリもありましたが、今回はアップルクイックスタートで完ぺきに移行できたのでこの簡単さがあるから毎年iPhoneを買い替えていく人がいるんだね~と納得できるものでもありました。
機種変更でSIMカードを差し替えるタイミングは最後
最後になりましたが、忘れずに古いiPhoneから新しいiPhoneにSIMカードを付け替えましょう。SIMカードを取り出すためのSIMピンは購入したiPhoneに付属しているものを利用しました。
*今回の移行作業はiPhone7からiPhone SEへの機種変更です。
*キャリアはDocomoです。
*新しいiPhone SEは第2世代のSIMフリー版になります。