iPhone SE2とiPhone11 proをカメラ性能をスペック比較して違いを考える

iPhoneSE 2020の発売時にカメラを比較

第2世代のiPhone SE 2020のカメラ性能は高いのか

第2世代 iPhone SE 2020
iPhone SE 2020

iPhone SE2のSIMフリー機の発売日は2020年4月24日。

最大の違いはカメラ – 超広角カメラと望遠カメラはついてない

近年のスマートフォンは高価格化が進みハイエンド機になると10万円以上が当たり前という状態になっています。新しいiPhone 11 proなども欲しいけれど手が出ない。

そんな中、登場したのが第2世代のiPhoneSE(2020)です。4万円台の低価格な新型iPhoneが発売なんて凄く気になります。どの程度の性能があるんでしょう。

高級スマホとの差はカメラ性能 – 差別化されている箇所

近年の高価格なスマートフォンと低価格なスマートフォンの大きな違いは、見た目でわかるディスプレイのサイズカメラにあると思ったので、現在販売されているiPhoneのカメラ周りのスペックについて考えていきます。

ディスプレイのサイズ、解像度 iPhone SE (2020), iPhone 11 proの比較

違いの一つであるディスプレイのサイズは、
iPhone SE(2020)が4.7インチ 解像度 1,334 x 750ピクセル (326ppi)
iPhone 11が6.1インチ 解像度 1,792 x 828ピクセル (326ppi)
iPhone 11 proが5.8インチ 解像度 2,436 x 1,125ピクセル (458ppi)

液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイの違いはあってもアップルのディスプレイはどれも綺麗ですよね。

CPUはすべてA13 Bionicチップ – アプリの実行性能は高い

スマートフォンの高性能化が進んだ結果、比較的低価格な携帯端末でも、アプリケーションの実行速度が遅いと感じることが少なくなりました。
パソコンでもネットでニュースを読んだり動画を見たりするだけなら違いなんてわからない。そういう変化が起こったことがあったので、ついにスマホもそんな時代が来たんだという印象です。

iPhone SEもiPhone11 proも現行機は第3世代のNeural Engine搭載 A13 Bionicチップ
搭載されているメモリの容量に差はあるかもしれませんが、よほど大きなものでなければ単一アプリの実行速度では大きな差は出ないと考えています。

やはり大きな違いはカメラの性能ということになりそうです。

レンズの数がカメラ性能の差 – iPhone 11 Proとの違い

iPhoneSEとiPhone 11 pro。デュアルカメラ、トリプルカメラの図

本題のカメラの性能の差はどれくらいあるのか見ていきましょう。
表はすべて左から、iPhone SE(2020) 、iPhone11、iPhone11 Proとなっています。

広角レンズ、超広角レンズ、望遠レンズの有無 – 画素数は1200万画素

iPhoneSEとiPhone11proのカメラ性能比較画像 その1 レンズの数

カメラの画素数はどれも1200万画素です。
iPhoneSEには広角レンズしかついていません。
カメラの数が製造コストに直結するのでiPhone11proとのわかり易い違いになっています。
超広角レンズ、望遠レンズが必要な人はpro選択するより方法はないので選び方で迷うことはないところですが。

メインカメラ(広角)のセンサーサイズ

カメラのレンズ部分の大きさをみる限りiPhone SE(2020)はiPhone8と同じくらいのサイズのセンサーを搭載していると思います。1/3インチサイズ。 同じ単焦点レンズで同じ明るさのレンズで画角も同じなら同じサイズのセンサーでしょう。(CMOSセンサーの世代は変わっている可能性はあります。)

iPhone11の広角カメラのセンサーサイズは1/2.5インチと言われているので高感度耐性などで多少の差が出ると思います。(*このあたりの事情がナイトモードに影響している?)
(超広角カメラ、望遠カメラのセンサーサイズは1/3.5インチ程度)

iPhoneのCMOSセンサーは昔からSONY製だそうなので、世代が違ってもあまり傾向の違うものは使わないでしょう。

各レンズのF値(絞り値)

広角レンズ F1.8
超広角レンズ F2.4
望遠レンズ F2.0

どのレンズも明るいレンズです。F値が小さい数字であるほど、多くの光を集められ暗い場所でもシャッター速度を稼げるようになりますので、手振れしにくく画質が良くなります。

各レンズの焦点距離 (35mm換算値)

iPhoneのカメラレンズを比較

広角レンズ 26mm
超広角レンズ 13mm
望遠レンズ 52mm

アップルの場合はどの焦点距離のカメラでも基本的なクオリティは同じだと思うので、3つの画角はどれも使いやすいでしょう。

デュアル光学式手ぶれ補正って何?

デュアル手ブレ補正とは何か

ここ数年はスマホのカメラでも光学式手振れ補正により手振れの少ない高品質な写真を撮れるようになりました。
ではデュアル光学式手ぶれ補正って何でしょう?iPhone 11 proのみが搭載しているスペックです。
アップルが公式に説明している文書が見つからなかったので詳細不明ですが、スペック表を見る限り、光学式手振れ補正と電子式補正を同時に適用しているということをデュアル光学式手振れ補正と呼んでいるわけではなさそうです。そもそも名前から光学式ですから電子的な補正、デジタル補正は関係ないはず。というよりデジタル補正は当然のようにやっているものなので。

iPhone 11 Proなど望遠レンズが付いているものはデュアル光学式手振れ補正というスペック表記になっているので、望遠レンズには光学式手振れ補正が付いているので、広角カメラと望遠カメラの2つの光学式手振れ補正ユニットを搭載しているスマホなので、デュアル光学式手振れ補正と呼んでいるのだと思います。

超広角レンズに手振れ補正はないの?って疑問があるかと思いますが、一眼レフや、ミラーレス用のレンズでもそうですが超広角レンズでは手振れ補正を付けないことが多いです。
これは焦点距離が長い望遠レンズのほうが、撮影した画像への手振れの影響が大きく目立ちやすいのですが、広角になればなるほど影響は小さくなるのでなくても、超広角レンズの画角なら大きな問題はないという合理的な判断なのだと思います。

光学式手ぶれ補正技術 レンズシフトかセンサーシフトか

これまでのiPhoneに搭載されている光学式手ぶれ補正はレンズシフト方式

現時点までで発売しているiPhoneに搭載されているカメラの手ぶれ補正はレンズシフト方式となっているようです。

レンズシフト方式は文字通りレンズを動かすことでブレを補正する技術で、一眼カメラのレンズでも多くのレンズに搭載されています。
基本的には2軸に対する角度ブレを補正する使い方をされているようです。補正することができないブレ方もあります。(キヤノンのマクロレンズにシフトブレに対応したものがあったように思いますが。)

センサーシフト方式の手ぶれ補正がiPhone12で来るかもしれない?5軸手ぶれ補正来る?

センサーシフト方式の手ぶれ補正では文字通りセンサーを動かします。撮影用のCMOSセンサーを動かすことでカメラのブレを補正する技術です。

こちらの方式では5軸の補正を売りにしたミラーレス一眼などが多く発売されているようにX,Yシフトブレや光軸に垂直な回転ブレ(ロール)にも対応することができますが、ボディのサイズがやや大きく、重くなっている機種が多いように思います。
しかしこの点、iPhoneのCMOSセンサーは35mmのフルサイズセンサーなど比べると遥かに小さく軽いので手ぶれ補正ユニットも小型軽量にできたりするのかもしれません。

センサーシフト方式を3軸の手ぶれ補正の範囲で使うこともあるようですが、iPhoneがセンサーシフト方式の手ぶれ補正を欲しているなら、それは現在手ブレ補正がついていない超広角レンズのためで、シフトブレに対応してこそ超広角カメラに有用じゃないかと思うので、来るならやはり5軸なんじゃないかと思います。

スマートフォンの戦いはカメラの性能が主戦場になっている近年なので高性能化のためにiPhoneなら搭載してくる可能性はあるんじゃないかと考えています。

レンズシフト方式とセンサーシフト方式の両方を同時に搭載してくる可能性は?

高級なミラーレス一眼カメラでは、レンズに搭載されたレンズシフト方式の手ぶれ補正とカメラボディ内のセンサーシフト方式の手ぶれ補正を連動させることで、すごい性能の手ぶれ補正を実現しているメーカーがすでにあります。
三脚を使わずにシャッター速度が1秒のカメラ手持ち撮影でもブレてない写真が取れてしまうほどのものです。
でも、コストを掛けて得られるメリットを多くのiPhoneユーザーが必要とするかを考えると、そこまではやらないんじゃないかと思います。

ポートレートモード、スマートHDRには対応 – iPhone SE 2020

iPhoneSEもポートレートモード、スマートHDR写真に対応

ポートレート撮影、人を撮影したときに背景をぼかす機能といった使い方ですが新iPhoneSEでも対応しています。

これまでのiPhoneの傾向ではHDRは、白飛び防止、黒潰れ軽減を主たる効果としていたように思いますが、スマートHDRではAIによる学習で被写体をより積極的に肉眼で見た印象に近づける画像編集となっているようです。
ぱっと見で画質が良いと思うような現像処理はそのまま写真を使いやすいので、低価格機でも機能削減されてなくてよかったところです。

ナイトモードはiPhone11シリーズのみ SEには非搭載

ナイトモードとは何か

iPhone SEにナイトモードはついていないというのは、不思議に感じました。
カメラに関する多くのスペックでレンズの数が少ないといった物理的な制約によるもの以外のソフトウェア面での差別化はしてこない印象があったので、なぜナイトモードは非搭載となったのか。

ナイトモードとは複数枚の写真を連射撮影し、それを高性能なCPUで1枚に合成することで高画質な写真を作り出す画像処理といったものです。主に明るさが暗いシーンで使う機能です。

どうして複数枚の写真を合成するのかですが、暗いシーンで写真を撮るときは手振れを起こしやすくなります。それはシャッター速度が遅くなるからです。

シャッター速度を上げるためには露出補正を行いISO感度を高く設定する必要があるのですが、それをやるとノイズが大きく増えてしまいます。
しかし、シャッター速度が遅いままだと手振れしてしまいボンヤリした画像が出来上がってしまいます。
そんな問題をスマホ内で解決した機能がナイトモードです。

Photoshopで画像を現像するときに、複数枚の写真をスタックして高画質な写真を作り出す方法があります。
複数枚の画像を見比べることでノイズを識別し、ノイズリダクション処理をすることで、ISO感度を上げることで発生したノイズを除去できるわけです。

そういった処理をカメラの中でやってのける凄い機能なのであればうれしかったんですがここはちょっと残念かもしれません。夜に外で写真を撮ることなんてない人も多いでしょうから、上位機種だけでも問題ないという選択なのでしょう。

動画機能 ビデオ撮影は4K 60pに対応 – iPhoneSE

iPhoneの動画は4k 60pに対応

iPhone SE 2020もiPhone 11 proなどと同様に4Kの60fpsに対応しています。
ビデオでも光学式手振れ補正が有効に働くので高品質な映像に期待できます。

まとめ – 最新のカメラの方が高画質

iPhoneの高画質カメラはレンズがいい

新iPhone SEにもスマートHDRを搭載しているあたりを見ると基本的な画像処理は上位版と同様なものでしょう。これまでのアップルをみても価格差によるソフトウェアのデチューンはあまりしてこない印象があります。OSも最新世代へのアップデートを長く続ける傾向にあるので、共用できる部分は使うという合理性を出しているのだと考えられます。

最新の世代になるほど画質が良くなってきたiPhoneのカメラはどう進化していくのか、手ぶれ補性などまだまだ機能向上が続いていくのは間違いないと思います。

カメラ以外の新要素としてはiPhone SEもWIFI6ことIEEE802.11axに対応していますのでコストパフォーマンスを意識したスマホですが、乗せられる先進的な機能は乗せてきてるのがアップルらしいところです。
そしてiPhoneの場合はどの機種もケースが豊富なので選択に困らないのはいいですよね。

超広角レンズよりも望遠レンズが欲しい私はiPhone11proが欲しいですが10万円以上するのは大変。
というわけでこの値段でこの性能ならiPhoneSE欲しいなあと思ってるので買ったら実写レビューしようと思います。たぶん。

指紋認証搭載 iPhone SE 2020

指紋認証に対応したiPhone

指紋認証がありましたね。FaceIDではなくTouch IDです。
世の中の情勢的にマスクをしていることが多いと思うので、アップルも指紋認証搭載機を復活させるんじゃないかという更なる新型機の予想も出てきそうな気がします。
ただしホームボタン兼指紋認証機ではなく、ディスプレイ内に指紋認証機能を備えたエリアを作るという進化で。

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