エレコムのUSB扇風機 FAN-U177BK。これは縦置き、横置きの両方に対応していますが、私はノートPCを冷やすパソコンクーラーとして使っています。
熱いノートパソコンを冷却するクーラー
夏を迎えて室温が上昇、パソコンの温度も上がり熱問題への対策が必要になりました。ノートパソコンのキーボードに触れていると温いなぁと感じる温度だったものが、CPUの負荷が上昇した場面でははっきりと熱い!と思えるくらいになり、これは困ったということでノートパソコン用クーラーを購入しました。
機能として、省スペースな設計で、風量の調節ができるもの、電源をオフにしたいときにケーブルを抜かなくていいものが欲しいと考えて、機能、仕様を比較しながら選んだのはエレコムのFAN-U177BKです。なかなか優れモノで熱が籠りがちなノートパソコンの底面をしっかり冷やしてくれました。
大きさは幅が約30cmでよほど大きなサイズのノートパソコンでなければ、冷やしたい場所に風が当たらないことはなさそうなので、かなり汎用的に使える機種だと思います。
縦置きもできるので使わないときも省スペースなのが良い!
ファン本体に付属品の給電用のUSBケーブルを接続して利用します。パソコンとの接続端子はUSB Type-Aです。右のプラグはFAN-U177BKへ差し込む部分です。
MacbookなどUSB Type-CのみでTypeAのポートが無い場合でもハブを通してパソコンから給電しなくてもスマホのUSB充電器が使えます。消費電力は5v 400mAということで古いiPhoneに付属していた充電器で十分足りています。
稼働音について – 大風量にすると音も大きくなる
使っていくうえで気になる冷却ファンの動作音ですが、送風している間の音はしっかり聞こえます。冷却のために高速で回転するファンが回っているのだから当たり前といえば当たり前ではあります。風量の設定は弱、中、強の3段階で設定できるようになっていて、弱モードでもそこそこ高速回転なので残念ながら無音ではないです。
実際の音がどの程度なのかといったところですが、FAN-U177BKの弱の設定で、空気清浄機を中の設定にしたのと同じくらいの大きさかなと感じます。FAN-U177BKの強の設定で、空気清浄機の強の設定と同じくらいかな~といった印象です。空気清浄機もメーカーによって色々かと思いますがイメージとしてはそんな雰囲気です。ふぁぁ~という音がちゃんと聞こえるレベルで鳴ります。
最近のパソコンは解像度がフルHDの動画再生くらいではそれほど熱を持たないので、ファンを回す必要が無いとき送風をOFFに切り替えるためにはダイヤルをひねるだけなので、ケーブルを抜かなくても電源OFFにできるのはやはり便利です。おすすめポイントです。
ノートパソコン用クーラーを取り付けた効果 – 冷却性能について
あまりエアコンを利かせていない温度設定28℃という弱冷房の部屋でパソコンに負荷をかけて使っているとキーボードを触っていても熱いと感じる状態だったので、もっと熱源に近くてノートパソコンの筐体の内部に入っているマザーボードに搭載されているCPUやSSDといった部品にとってあまり良くない状態になっていそうだったので状況を改善するために購入したものですが、冷却する能力はノートパソコン底面に空気を当てて熱を逃がすという単純な方法ながら効果的で、キーボードが熱くなって困るという状態にはならなくなったので十分に目的を達成できていると感じています。ずっと風量の設定は弱で使っているのですが弱でも実用的な風量だと言えます。
パソコンが熱くなっているけれど、ノートパソコンを冷やすために、これ以上冷房を利かせるのは自分が寒くなるので嫌という場合にもすごく役立つと思います。
全体的に作りは良好でノートパソコンを乗せるためのスタンド部分はすっぽり収納できるようになっています。装飾用の無駄なLEDが光っていないのも良いところでしょう。
風量設定が弱でも稼働音がするというのがしょうがないことなんですが静かな部屋にいるときは気になるところ。代わりにノートパソコンに内蔵されているファンが高速で回ることは少なくなってはいます。
熱によるパソコンへのダメージを低減するために必要があって使っているもので、使い勝手もよく販売価格を考えるとコストパフォーマンスは良好なんだと思います。普通におすすめできる品質があると考えています。
追記: 他の機種と比較してこのエレコムのクーラーは薄型のノートパソコンで使うにはすごく良い機種だと思います。風量がとにかく大きいので冷却能力が高いです。
もっと静音性と冷却性を両立した軽く1万円、2万円するような高級モデルのパソコン用クーラーがあったら面白いかも~
追記: パソコンクーラーはパソコンに風を当てて冷やすようになっているので、そもそも部屋の温度が高すぎるということなら、断熱カーテンライナーのようなものを使って、パソコンに当てる部屋の空気の温度を下げたりすることも必要になってくると思います。