夏が来て部屋が暑くなりました。エアコンの設定を変更して強く効かせてもいいのですが電気料金の高騰もあり積極的に取りたい手段ではないです。
そこで電力消費を増やさずにエアコンの効きを良くしたい、つまり冷気を部屋から逃したくないと考えて、明和グラビアの断熱カーテンライナーを購入しました。私が購入したのは遮光タイプというグレーの色のものです。
この断熱カーテンライナーの役割は、窓から伝わる空気が部屋に伝わりづらいように遮断すること。それと光を遮ることで部屋への太陽光の侵入を減らすことになります。
遮光率85%の効果 – どうみればいいか比較する
まず太陽光の窓から部屋への侵入をどの程度防いでいるのか、特に遮光の効果を調べるために、今回買った断熱カーテンライナーと併用しているロールカーテンの表面温度を計測してみました。
併用しているのは白いロールカーテンなのですが裏側は濃い目のグレーになっていて熱を吸収しやすいカーテンになっています。
ロールカーテンの向こう側(窓側)に明和グラビアの遮光タイプの断熱カーテンライナーがある部分と無い部分ができるようにしてロールカーテンの表面温度を測定してみました。(測定には非接触式電子温度計を使用)
左側の断熱カーテンライナーが無い部分は39.3度までロールカーテンの表面温度が上がりましたが、右側のカーテンライナーがある部分は35.2℃となっています。
直射日光による温度の上昇をある程度軽減できているので遮光タイプの断熱カーテンライナーは西日対策にも効果はあると言えると思います。
本命はエアコンの冷気を逃さない効果
この断熱カーテンライナーを設置した効果をとくに感じた部分は、どちらかというと部屋に入り込む西日などを遮るところよりも、エアコンがよく効いてると感じられるようになったことでした。
外の気温が高いときは窓も暖かくなっていて窓ガラスからも部屋の空気に熱が移動してきます。そこに断熱カーテンライナーを使うことでもう1層の空間ができて窓の外からの熱が部屋の中に伝わりづらくなり、エアコンの冷気が窓に触れる前に断熱カーテンライナーに触れるようにもなります。
屋外の気温は変化してしまうので具体的に室温計で効果測定するのが難しいですが、こちらの効果はわりと簡単にエアコンがよく効くようになったという形で体感できると思います。
遮光タイプ、採光タイプの違い – 選び方
暑いなぁ~と感じる部屋にいて、窓ガラスに触れてみたときに窓ガラスが暖かくなってると感じる場合、おそらくこの断熱カーテンライナーは効果的です。
カーテンライナーの色によって違いがある遮光率による遮光効果もありますが、屋外の熱が部屋の中に入りづらく部屋のエアコンの冷気は外に出づらくなるという断熱がこのカーテンライナーの最大の目的だと思います。
実は遮光タイプ(グレー)だけではなく、採光タイプ(ホワイト)も買ったのですが、見た目には明るさは結構違います。グレーは遮光率85%ですが、ホワイトは透過率85%となっています。
ホワイトのほうだと普通にカーテンも必要です。これだけだと中にいる人の動きはわかります。着替えとかしていると体のシルエットもわかるので、基本的にはカーテンライナーはカーテンライナーとしてカーテンと併用するものだと思います。
断熱カーテンライナーの取付方法
付属品としてフックがついています。これでカーテンを取り付けている部分に引っ掛けるだけなので、設置方法がわからず困ることはないでしょう。
設置してからしばらく間はビニールっぽい匂いがします。プールの浮き輪とかであるあの匂いです。その匂いは時間が経つとだんだん薄れています。2週間くらい経つとわからなくなりました。
何色を選ぶかということを考えた場合、日差しが入ってくるのが気になる場合は遮光タイプ(グレー)がおすすめだと思います。
ホワイトだと人間のシルエットは把握できるので、目隠し目的のカーテンを兼ねるなら遮光グレーという選択になると思います。
後はどのくらい光を取り入れたいかということで決めて良いと思います。
ホワイトは透過率が85%なので少し減光したい場合にいい感じです。あまり太陽光が差し込んでこない部分の窓ならホワイトか透明タイプを選びたいです。
遮光タイプ | グレー(100 x 140cm) | グレー(100 x 225cm) |
採光タイプ | ホワイト(100 x 140cm) | ホワイト(100 x 225cm) |
採光クリアN | 透明(100 x 140cm) | 透明(100 x 225cm) |
サイズ選びは2種類から選ぶことができます。私の場合は窓の大きさが160cmくらい高さがあったので、225cmのタイプを買って窓にカーテンライナーを設置した後、普通のハサミでカットしました。(窓枠ピッタリではカットせずに、少し長めに窓枠より10cmくらい下でカット。)
基本的には窓より大きいサイズを選ぶのが断熱の効果を高めるためには良いはずです。
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