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実測で175MB/s出た!高速に読み出せるSanDiskのカードリーダー SDDR-A631-JNGNNのレビュー

5.0
SanDisk SDカードリーダー SDDR-A631-JNGNNのレビュー

170MB/s対応の新しいSDカードリーダー – UHS-Iの拡張

一時期はノートパソコンだけでなく、デスクトップパソコンでも標準搭載されていたSDカードリーダーですが、最近はデジタルカメラの売り上げ台数低下の影響なのかWindows機でもSDカードスロットが搭載されていないパソコンを多く見かけるようになりました。カードスロットがあっても対応しているのはmicroSDカードのみという機種もあります。MacBook Proなどは2016年にSDカードスロットが廃止されていたので、カードリーダーは外付けのUSB接続というのがすっかり当たり前なのかもしれません。あったほうがいいと思うのですが。

新しくSDカードリーダーとしてSanDisk SDDR-A631-JNGNNを買ったのですが、USBのSDカードリーダーを持っていなかったというわけではなく、SandiskのSDカードを通常の約2倍の速度でデータを読み出すためです。

付属品について

SDDR-A631-JNGNNの付属のUSBケーブル

付属しているUSBケーブル。SDカードリーダーとパソコンを接続するためのケーブルはUSB-Cタイプのもの。
カードリーダー側のコネクタはMicroUSB TypeB(USB3.0)です。どうして両方ともUSB-Cじゃないんだろうとも考えましたが、こちらのほうが抜けてしまいにくいので良いように思います。

USB TypeAしかないパソコンで使うときは外付けSSDに付属していたケーブルを流用して使っています。

転送速度 – SanDisk製のSDカードを高速で読み出せる

よく使ってるSanDiskのExtreme ProのSDカードを170MB/sで読み込む

SDDR-A631-JNGNNでsandiskのextreme pro 170MB/s対応カードを使う
170MB/s対応のSDカード

SDカードに書かれている170MB/sや150MB/sという数字で読みだすためにはそれに対応した専用のカードリーダーが必要になります。

SanDisk サンディスク Extreme Pro SDXC 64GB カード UHS-I 超高速U3 V30 Class10 4K対応[並行輸入品]のレビュー
SanDisk Extreme 150MB/s 64GB UHS-I SDXCカードのレビュー
以前普通のカードリーダーで計測したデータは↑のほうに。

ノートパソコンに内蔵されているものや高速読み出しに対応していない通常のカードリーダーで読み込むと規格上の上限値が104MB/s、実測値でおよそ90MB/sくらいになります。

実際に、今回購入した高速読み出しに対応したカードリーダー SDDR-A631-JNGNNで対応カードを読み出すと

SDDR-A631-JNGNNで170MB/s対応カードを読み込む
SanDisk Extreme Proを読み込む 
SDDR-A631-JNGNNで150MB/s対応カードを読み込む
SanDisk Extreme 150MB/s 64GB UHS-I SDXCカードを読み込む

という具合にカードに記載されているとおりの高速な性能で使うことができるようになります。
SanDisk Extreme Proの場合は170MB/sを超えるスピードで読み込めたので、大容量なデータを移動するときに大きく時間を短縮できることになります。

複数のカードスロットを同時に使えるのか

SDカードからmicroSDカードへデータ移動可能でした

3スロット同時に利用可能なのかは、CFカードが手元に無かったので確認できていません。
2スロットの同時利用、SDカードとmicroSDカードは両方のスロットにカードを挿してデータを移動させることはできました。

たぶん今、実用的に一番良いおすすめのSDカードリーダー

SanDisk イメージメイトプロ USB-C マルチカードリーダー/ライター SDDR-A631-JNGNNを使ってみてベンチマークの結果のとおり早く、SDカードから大量の画像を移動させる場合には速さを実感できると思います。

高速なSDカード環境を用意するために、
・UHS-Iの独自拡張に対応したカードリーダーを購入すること
・UHS-IIのSDカードに買い替えていくこと
のどちらのほうがいいか検討しましたが、UHS-II規格に対応したSDカードは並行輸入版でもあまり安くないので、UHS-IのSandisk Extreme Pro SDカードと、このカードリーダーで使っていくことにしました。

8K動画や高ビットレートの4K動画、RAW動画などを使う場合はUHS-IIのカードじゃないと対応できない場合もあるかもしれませんが、UHS-IのSDカードをたくさん持っているので今持っているカードを使ったほうが安上がり。サンディスクのExtremeのSDカードを持っている場合は特におすすめのカードリーダーと言えると思います。

コストパフォーマンスの良いUHS-II規格のカードが出てくれば使ってみたいものですが、もうしばらくはUHS-IのSDカードの時代が続くんでしょう。

最大のメリット

使っていてカメラのRAWデータを大量に読み出す時も性能の良さを感じるのですが、それ以上に発熱の少なさを感じます。安いSDカードリーダーの中にはSDカードを挿入していなくてもカードリーダが凄く熱くなってしまうものがあったりしますが、このカードリーダーはずっとパソコンにつないだままでもひんやりしています。低発熱という安定感もずっと使っていて感じられるメリットだと思います。