小さくても高性能なUSBタイプの無線LAN子機
凄く小さなサイズでノートパソコンのUSBポートに取り付けても邪魔になりにくい大きさ。購入したのはArcher T2U Nanoです。
使っている古いノートパソコンの無線LANドライバが公式には更新されなくなったので、今後利用できるドライバを見つけられなくなった場合に備えて低価格の小型WIFIアダプタを眺めていたら、欲しくなったので買っちゃいました。安いし・・・。
スペック
IEEE802.11ac対応
デュアルバンド 2.4GHz 5GHz両対応
5GHz帯はW52 W53 W56のチャンネルにフル対応
256QAMサポート
USB接続
小さくても最近のWIFI規格に対応しています。
Windows10のパソコンで利用
付属のCDは使わなくてもWindows10ではドライバは自動的にインストールされました。すぐ簡単に使えるのでいいところです。
中身のチップはRealtek製
無線LANチップの定番ですが中身はRealtekです。
T2U Nanoの最新ドライバーをインストール
公式サイトに最新のドライバーが用意されていたのでダウンロードしてインストール。
Windows10に対応したものを選択。
多くの対応OSに対応していて、まだWindowsXP用の物も用意されているのが凄いですね。Windows7 8, 8.1, Mac OSなどのドライバもあるようです。
各種32bit 64bit用あります。
新しいドライバを追加でインストールしなくても普通に使えるので特に必要なければやらなくてもいいと思います。
不安定になったとき – T2U Nano
このT2U Nano自体はかなり安定感があって問題はないと思います。
それでも不具合が全く発生しないパソコンと、ときどき接続が途切れてしまうパソコンがありました。USB3.0が標準搭載されていなかったような10年以上前の古いパソコンで無線LANのリンクがきれてインターネットに繋がらなかったりしました。
USBポートとの相性なのか、電力の供給不足などが発生しているのか、色々な原因、可能性があると考えましたが、私の場合はパソコンとT2U Nanoの間に、コンセントからACアダプターで給電するセルフパワータイプのUSBハブを使うことで問題が発生しなくなりました。
原因としてありがちなUSBの相性問題、パソコンからの電源供給力の問題のどちらの可能性もUSBハブを使うことでまとめて解決する方法を取りました。そういうわけで私の古いパソコンの場合はにUSBの電力供給機能に問題があったのだと思います。
接続速度が遅い状態になっちゃってる場合もUSBに起因するものならUSBハブを挟むことで解決できるパターンもあると思います。そもそもパソコンが古すぎる場合は性能面で追いついていないから遅いということもありそうです。
まとめ – 実用的な性能はちゃんとある
こんなに小さな機器ならアンテナも短いので通信速度が十分でなかったりするかもと思いましたがも特に問題は感じられず・・・むしろ速いと思いました。
同じ部屋にあるローカルネット上のパソコン同士で通信した場合軽く100Mbps以上の速度がでました。
この製品の性能の上限を調べられるくらいのインターネット回線を持ってる人も昨今の通信混雑事情を見るとあまりいないと思うのでこのくらいの転送スピードがあれば実用上まず十分だと思います。無線ルーターからちょっと距離の離れた部屋で使うなら大きめアンテナの無線LAN子機は欲しいかもしれませんが、ノートパソコンをもってウロウロしてみたところ、近いところなら小さくてもかなり使える性能があると思います。
今はスマホをはじめ、もっと小型のWIFI子機が当たり前のようにあるので、価格が安くてもこのくらいは当然と言えば当然の性能でしょう。
T2U Nanoの転送速度を計測
インターネット環境で性能を計測したところ、実測で200Mbps弱の性能がありました。
(ダウンロードのほうが遅いのはインターネット回線の混雑による影響だと思います。)
親機のWi-FiルーターとT2U Nanoを接続したパソコンとの間は同室内で5mほどの距離です。
高画質な動画サイトでも20Mbpsくらいあれば余裕なので小型の無線LAN子機ですが速度性能は十分です。