WIFIルーターでリモートワークのインターネット環境を改善する
外出自粛や在宅勤務、リモートワークの影響でネットを使う時間が増えてきました。どうやら長引きそうなので、この機会に新しい無線LANルーターを導入してインターネット環境を改善しました。
スピードテストの結果 転送速度でみる性能
Archer A10 AC2600にどのくらいの性能があるのか転送速度を計測したところ、パソコンでWIFI接続した場合(IEEE802.11ac)のデータですが、リンク速度866Mbpsでダウンロード170Mbps、アップロード280Mbpsほどなので十分すぎる速度が出ました。
(ダウンロードでは170Mbpsほどですが、これはインターネット回線の上限によるものでしょう。A10の性能を測る数値としてはアップロードの値が280Mbpsでているので、そちらの数値でみるのが適切だと判断しました。)
*契約している光ファイバーの回線速度次第ではもっと高い数値が出る可能性が高いと思います。
一般的に転送速度が必要なのは動画サイトの閲覧だと思いますが、高解像度な4K-HDRの映像でも20Mbpsほどの転送速度があれば十分な場合が多いのでその10倍近いスピードが出ているので、現在のインターネット環境を考えると十分すぎるものになりました。
ビデオ会議システムのZOOMやMicrosoftのTeamsなども10Mbps~20Mbpsくらいの転送速度があれば使えるので速度面からは余裕でテレワークをこなせる性能がありそうです。
安定感はありそうな気がする
速い転送速度が出るのはわかったけれど、負荷がかかったときにどの程度の耐久力があるのか調べておきたかったので軽くテスト。パソコン3台でビデオ会議しつつ、FireTV Stick 4Kで4K動画再生、iPhoneとnova 5TでYoutubeアプリを立ち上げて1080pの動画を同時視聴させる。その状態でiPadでウェブページを20分くらい閲覧した程度では問題は感じなかったです。
パッケージのスペックに書いてある最大接続台数は48台なのでこの程度は問題ないんでしょう。
どんな機種でも落ちるときは落ちるものですし、単純なデータ量、転送速度による負荷よりセッション数のほうが落ちる原因として影響が大きいと思うので家庭用のルーターとしてはこの程度で問題なければいいんじゃないかと思ってます。
MU-MIMO対応
MU-MIMOに対応している5GHz帯のWIFIがあるので端末が多い環境でも速度が落ちづらいのは最近は特に必要な性能でしょう。
全ポートギガビット対応の有線LAN端子
決まった場所で使うデスクトップパソコンは有線接続できるなら、そっちのほうが速いのでまだまだ利用機会のある有線LANポートは全ポートギガビット対応のようです。
光回線のONUと接続する青いInternet-LAN端子もギガビットに対応しています。
付属品はACアダプターとLANケーブルという普通の内容でした。
Archer A10 AC2600を設定する
iPhoneから設定を行いましたがメーカーのアプリを使わずに設定できます。(もちろん使ってもいいですが。)
まずルーターにWIFI接続する必要があるので、本体の裏側に貼られているラベルのSSIDとパスワードでルーターに接続しました。
初期設定はブラウザのSafariから行いました。http://tplinkwifi.net/にアクセスするとルーターのログインページに入れます。IPアドレスは192.168.0.1になっていたので直打ちでもいけます。
WPSで無線LANと接続する
WindowsのパソコンやAndroidはWPSボタンを押して無線LANの設定ができるようになっています。これがあるのは便利ですよね。
まとめ IPv6に対応している無線ルーター
ウェブページの表示速度、画像が次々表示されるのは気持ちがいいものですし、表示の待ち時間が減るのは快適さに直結するので、この手のネットワーク機器は数年置きくらいに買い替えて行ってもいいかなと考えています。Archer A10 AC2600は多機能でアンテナ性能もよく安定感があります。
IPv6 IPoEに対応
本当はWIFI6(IEEE802.11ax)に対応したルーターが欲しかったのですが、まだ出始めの時期なのか良いと思える条件に合うものが見つからずにArcher A10を選択することになりました。この点については所有している端末や子機がWIFI6に対応していないとあまり意味がないので、そんなに気にしてはいません。
気になったのはIPv6のIPoE対応のほうです。
Archer AX50やAX10、AX6000などWIFI6対応のものが出ているんですが、なぜかIPoE(transixやv6プラス)に対応していないようで・・・
スペックを比較、検討したのですがどうしてこうなっているのでしょう。あくまでグローバルモデルの日本販売なんでしょうか。
TP-Link公式のIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト
2020年4/20現在の情報では新機種を含めてIPoEのIPv6に対応予定がないというのはなぜなんでしょう。新製品なのに不思議です。
対応予定がないと書いてあるのを見て、長く使えるのはIPoEに対応しているArcher A10だと判断してA10を選びました。IPv4ネットワークの混雑ぶりは最近特に話題になっているのでIPv6のIPoE対応は必要だったのです。
WIFI6対応のルーターは、所有している子機がWIFI6に多く対応するようになったら、いつかのそのときに導入することにしました。