セキュリティの強化と使い勝手の改善
バッファロー WEX-1166DHP2を導入しiPhoneから中継器の基本的な設定をした後、さらにその他いくつか追加で応用編といった設定設定を変更しました。
無線LAN中継器 設定する内容は2点
- 中継器のSSID、セキュリティ設定を変更する
- 中継器のIPアドレスを固定する
といったものです。 さっそくやっていきましょう!
1.中継器のSSIDの名前を変更する
2.4Ghzは Extender-G-1A1C
5GHzは Extender-A-1A1C
初期設定での中継器専用のSSIDは上記のようになっていましたが、同じ中継器が周辺で使われ、Extender-G-OOOO、 Extender-A-OOOOなど似たような名称のSSIDがたくさん出てきたらどれが接続先のSSIDなのか判別するのが難しくなるという可能性を考えて別の名前に変更しました。
中継器にログインしたら、「無線設定」をタッチします。
設定個所は2.4GHz用と5GHz用の2種類あります。
2.4GHz (11n/g/b)の中継器用SSIDと、5GHz (11ac/n/a)の中継器用SSIDをそれぞれ設定変更することで変更できます。
今回は2.4GHzのSSIDの名前をExtender-G-1A1Cからmynewssid1
5GHzのSSIDの名前をExtender-A-1A1Cからnewssidgo
に変更し入力してみました。
入力したら設定をタッチします。
これでSSIDの名前の変更作業は完了です。
セキュリティの強化のために – 暗号強化
暗号化キーの強化もおすすめです。
WPA2-PSK(AES)の方式は安全性が高いですが、さらにセキュリティを強化するには暗号化キーの文字数を長くしてみましょう。(私は30文字以上の長さにしました。)
設定が完了したら、新しい中継器用のSSIDと暗号化キーでWIFI接続をしましょう。
2.中継器のIPアドレスを固定する
親機のDHCP機能で、中継器のIPアドレスを自動で割り当てられている状態だと中継器のIPアドレスがその時々で変わってしまうことがあります。 追加で設定の変更をしたくなった場合に、StationRadarのアプリを使わずに直接Safariから中継器にログインしたいというときに中継器のIPアドレスがわかっていないと不便です。 もう一つの理由がインターネットに繋がらないというトラブルが起こったときの原因として親機であるWIFIルーターのDHCP機能がうまく機能していなくてIPアドレスの競合が発生してていたりすることがあったのでそれを回避するためにIPアドレスを固定しました。
IPアドレスの設定は詳細設定から行います。
詳細設定メニューのLANのところでLAN側IPアドレスが設定できます。
手動設定にチェックをつけ、IPアドレスを入力します。ここで大事なのは192.168.x.yyyといった形で構成されていますが、192.168.xまでは親機と同じIPセグメント、ネットワーク部でなければ目的を達成できません。私の場合は192.168.0だったので192.168.0.210という形にしました。
(yyyの部分は、親機がDHCPでIPアドレスを割り当てる番号に入っていない空いている番号から選択するのがいいですが、だいたい使われずに空いていることが多い210をそのまま使いました。) 親機と同じネットワークはスマホのWIFIの設定画面から簡単に調べられます。
親機とスマートフォンがつながっている状態でスマホのWIFI設定画面から詳細を確認します。詳細を確認するために確認できる画面へ移動します。
IPアドレスとして表示されているのは現在のスマホのIPアドレスです。 今回の場合、それが192.168.0.48なので、先ほどの中継器のIPアドレスを192.168.0.210と設定しました。 (親機として高機能なWIFIルーターを使っている場合は、親機側で中継器に割り当てるアドレスを決めることができるのでそっちの機能を使うのもいいかもしれません。)
設定が完了したら今後、中継器には固定したIPアドレスで簡単にアクセスできます。 おしまい。
ANY接続の拒否について -SSIDステルス機能 – デメリットが大きい
ANY接続という設定項目が詳細設定画面にあります。メーカーによってはSSIDステルス機能などと呼ばれているものと同じものようです。
これは子機(iPhoneやiPad、Android、パソコン、Macなど)でWIFIを接続するために電波が届いているSSIDのリストを表示する画面に名前が出なくなるというもの(SSIDを隠す機能)ですが、それでセキュリティが向上するのはよほど安易なよく使われる暗号化キーを使ってしまっている場合くらいなんじゃないかと思います。
(ネットワークの攻撃者が使うような専用のツールで確認するとANY接続拒否に設定していても隠れていません。WIFI機器の電波は完全に捕捉されてしまいます。)
ANY接続「許可する」のチェックを外す設定をするとWPSが使えなくなるというデメリットもありますので、やはりセキュリティの向上のためにはしっかりとした暗号化キーを設定するのが正当でしょう。
WIFI WPA暗号化キーの必要な文字数、長さ
*暗号化キーは8-63文字という文字数で設定できますが、30文字以上に設定すれば長く安全ではないかと思います。
おまけ(機能紹介)
1.ファームウェアの更新 ファームウェアのアップデート機能はもちろんあります。(オンラインアップデート)
必要があれば更新ボタンを押すだけですね。
2.WPS機能(WEBブラウザ上) WPS開始を中継器の設定画面から操作できます。
親機(WIFIルーター)とのWPS
子機(Androidやパソコン Windowsなど)とのWPS
2種類あります。 これはなかなか便利な機能だと思います。
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