最近はゲームのデータがどんどん大きくなってダウンロードのたびに数十GBという単位でSSDの容量が消費されているようになっています。それに伴いゲームのロード中に読み込まれるデータも当然のように大きい。

そこで大容量で高速な読み出しができるPCIe 4.0規格のSSDを購入しました。今回、私が選んだのはSamsung 980 PROの2TBのヒートシンク付きモデルです。PS5対応が謳われているSSDですがもちろん普通にWindowsのパソコンでも使えます。
サムスンの980PROの性能 – Windows11で使うSSD
最近のSSDはベンチマーク結果がちゃんとメーカー公称値に近い数値になるので性能面は特に語れるようなことがないです。実際にベンチマークを取ってみて読み出し性能の公称値7000MB/sに対して6700MB/sくらいの数値でした。サムスン純正の上位モデルであるPROなので性能が良いのは当然なので使い勝手に関連する発熱について書いていきます。
発熱は高速で読み書きしている間はかなり熱くなります。高速で動作しているので当然ですが手で触ってみるとすぐに手を離したくなるような温度。センサーの温度表示では70℃を超えるくらい。この辺りはどんなパソコンケースを使っているか、ケースファンは有効に機能しているかによって大きく変わってくるものだと思いますが、ヒートシンク付きモデルでこの感じなので、サーマルスロットリングを回避するため、ヒートシンクが付いていないバージョンの980PROをヒートシンクを着けずに使う選択肢はあまり無いように思います。
持っている性能を出すためにしっかりヒートシンクで放熱の対策はしたいです。

ヒートシンク付きモデルの980PROのヒートシンクは加工が良くしっかりした作りなので、選び方としてSSD用のヒートシンクが付属していないマザーボードを使っている人には980PROのヒートシンク付きモデルがおすすめだと思います。

ヒートシンクはM.2 2280規格のSSDの幅ギリギリいっぱいというサイズで厚みもあり普通に良いもの。あまり大きなものになるとSSDを取り付けるM2スロット上に、グラボのフレームやファンがあった場合などに物理的に干渉こともあり得るので、汎用的に使えるものとしてはこういったサイズになるのだと思います。SamsungのPROがついているモデルなので上位機種といった感があります。
PROがついている上位機種は前から欲しかったのですが、なんだか最近安くなっているようなので性能を考えても買いやすいお値段になったと感じます。
ヒートシンクは外せる – 外し方は特殊なドライバーが必要
SamsungのSSDについているヒートシンクは外せます。ちょっと特殊な形状のドライバー(星型)が必要になります。(精密ドライバーのセットに入っていたりするものなので、持ってる人はもってるかもしれません。)

ただ、ヒートシンクを外してしまうとメーカーの保証がなくなるようなのでちょっと注意。ヒートシンクがマザーボードに付属していて、そちらを使いたい人は価格も安いのでヒートシンクなしPROモデルを選んだほうが良いと思いました。

しかしヒートシンク付きモデルは不思議と所有欲が湧きます。マザーボードに付属のSSDヒートシンクがあってもヒートシンク付きの980PROが欲しくなったので、私はヒートシンク付きを買いました。
使っているマザーボードに付属のSSDヒートシンクのほうがちょっとだけ大きいですが、今のところゲームをしていても熱が原因でロードが遅くなっていたりする感じがないので、ケース内のエアフローがしっかりしているならこのくらいのサイズで問題ないという事でしょうか。