ずいぶん前にアカウントを作成し、オンラインのメモ帳替わりに使ってきたEvernoteですが、使用をあきらめて代替サービスに移行することにしました。
昔は毎月1TBアップロードできるように課金していたこともありますが、2023年には無料版EverNoteではノートに50ページまでという制限が加わり、ちょっとした利用でも事実上使えなくなりました。改悪がきつ過ぎる。
もうあまり使っていないけれど、私は2000個以上のノートをevernote上に作ってしまっていたので、今後も使いそうなデータをコピーしておくことにしてデータ移行作業を進めていました。
evernoteからの移行先として選ぶ条件を考える
メモ帳やアイデアを書き留めておくサービスはいくつもあり、次々と流行りらしい新サービスも登場しますが、企業の経営体力がしっかりしている所を選ぶのがいいのではないかと考えるようになりました。
サービス終了のリスクが小さく、ユーザーのデータが長く安全に保たれる可能性が高いサービスはどこなのか。そういった視点を重視して移行先を選びました。
(*最低限、サービス終了があったとしても、データのエクスポートに制限を掛けようものなら社会的な批判が発生してたたかれるくらい騒ぎになるメジャーな会社であるなら、自分のデータは簡単に持ち出せるはずという読みもあります。)
EverNote代替としてのマイクロソフトのOneNote
ユーザーデータの安全という視点から最有力だと考えて使い始めたのがMicrosoftのOneNoteです。マイクロソフトのOffice365に入っているサービスでWindows用の専用アプリも用意されているのでサービス終了の可能性もないと考えています。
実際に使ってみてUIがEvernoteに近く、リストからノートを選べるのでevernoteの代わりとして使い勝手が良いです。
使っているパソコンの性能がよければレスポンスも悪くない。
GoogleのKeepはノートの数が多くないなら使いやすい
GoogleのKeepはメモ帳しては使い勝手は良いと思います。
メモの種類ごとにまとめる方法はラベルという形なので、大量にメモがあると目的のメモを探すのは困難です。ただ検索することはできるので、書いてある内容がわかっているメモは簡単に探すことはできます。
Gmailを使っていてGoogleアカウントは既に持っている人も多いでしょうから、すぐに使える移行先としていいでしょう。
Googleに関してはときどき1つのサービスを終了させることもありますが、データのエクスポートが簡単にできるようにユーザーへの配慮は行ってきた実績があるので、そちらの心配はいらないと考えています。
OneNoteとKeepの違い – 性格の違い?
どちらが良いのか考えたときに、どこに何のデータを置いておくのか決めておくことができる人はOneNoteが良いと思います。
OneNoteではセクションを複数用意できて、中に書き込むノートを分けられるので、分野ごとにデータを並べることができるのが便利だと思います。
探しているノートがどこにあるのか、セクションを見てその中から目的のノートを探すという事が出来ると仕事は早いと言えます。
細かくノートの置き場所を分けない場合は、結局データを検索することになるので、Google Keepでも大差はないと言えます。
マイクロソフト EverNoteの特徴
いくつもノートを作成できるので分野ごとに分けやすい
使い方はこちらのほうがevernoteに似ている
Google Keepの特徴
レスポンスの良さはgoogle Keepが良い
ラベルでまとめる事はできるけれど、探し物は検索するのが基本
つまり、大量のメモがあると内容を覚えているメモじゃないと探せない。
しばらく使ってみてそういう印象を持ったので、とりあえずEverNoteの移行先にOneNoteを選ぶのが良いと思いました。私のおすすめEvernote代替サービスです。
そもそもノートというほどの使い方をしていない人。たとえば買い物のメモ代わりにしていたなら、Keepを選択するというのは十分にありだと思います。
EverNoteから脱出することになり、正直手間のかかる作業が面倒くさく思ってます。やっぱりデータを預けるウェブサービスは大手を選ぶのが一番でしょう。なんだかんだ10年くらい使ってきたevernoteですがノート1本だと経営を安定させるのは難しいのでしょうね。
マイクロソフトのOneNoteが良さそうというのが結論です。