SONY WI-C310 NCのレビュー | Bluetoothイヤホン

4.5
SONYのBluetoothイヤホン WI-C310のレビュー

ものすごく普通なイヤホンです

約1年前の7月に買ったままレビューすることもなく使っていたイヤホンがあります。それがソニーのBluetoothワイヤレスイヤホンのWI-C310です。左右のイヤホンも分離している完全ワイヤレスタイプではないネックバンドタイプ。付け方は首の後ろのコードを回して装着するので多少つけてる感はあります。

どうしてレビューしなかったのかというと正直、普通だよね~と特徴のないイヤホンだと思っていたからなんですが、1年使い続けて贅沢を言わなければ不満がないというのはすごく評価に値することなんじゃないかと思ったのでやっぱりレビューすることにしました。(いちおう用意はしてあったので)

ソニー WI-C310の評価

マイクについて

まず、マイクの性能ですが音質がいいとは言えず、値段なりだと思います。
通話にもHey, Siriにも使えます。しかし初期設定の音量が小さすぎたので音量を上げる調節をしました。
普通に使えますが、高音質なマイクでは全然ないでーす。

防水性能について

とくに防水性能は説明書にも書いてなかったと思いますので運次第だという他ないです。外出中何回か雨に降られたことはありますが現在のところ故障はしてないです。

WI-C310の充電口とカバーキャップ

充電用のUSBの差込口にはキャップが付いていますが、どのくらいまで耐えられるか知りません。基本的に防水仕様ではないので耐水性はあまり期待しないほうがいいでしょう。

充電はUSB-Cケーブル

WI-C310はUSB-Cケーブルで充電する

充電はUSB-Cケーブルで接続します。最近の新しめの製品はUSB-Cに移行してきていますよね。WI-C310に付属しているケーブルをスマホの充電器に挿せばOKです。3時間でフル充電 (カタログスペックは連続再生15時間、待受は200時間)。実際に1時間だけの充電でもかなりの時間使えます。

WI-C310のペアリング

iPhone、iPad、 Android端末のnova 5T、P20 lite、パソコン(Windows10)をペアリングして使っています。仕様によると最大で8台までペアリングしておけるマルチペアリングのようです。

SONY WI-C310をBluetoothペアリング
WI-C310をタップしてペアリング

ペアリングの方法は電源オフ時に、電源を長押し(10秒弱)すれば「ブルートゥース ペアリング!」という声が聞こえてペアリング可能な状態になるので、その状態でペアリング設定します。

次に、iPhoneとの相性についてのネット上の噂に興味が無い方は音質評価の項目へどうぞ

iPhoneとWI-C310の相性について – 不具合はあるの?

WI-C310とiPhoneについて相性問題、不具合という検索結果がでてきたりするのですが、1年使ってみて、私にはその手の不具合は発生しなかったので確認できていません。(通話やiPhoneのミュージックアプリ、YouTube、ゲームのアプリが主な用途)
音量表示が出たまま画面に張り付くということもなく、音量が勝手に上下するということもありませんでした。
(音量について各アプリごとの設定、例えばゲームならそのゲーム内で設定したBGM、SE、VOICEなどの音量差がそのまま反映されるというのも有線タイプのイヤホンと同じ仕様です。)

何らかの条件で発生する可能性はあるのかもしれないですし、まあ1台しか持ってないので個体差とかもわからない話ですが。

WI-C310とミュージックアプリの関係

音量の上下については設定に反する形で勝手に変わるということはありませんでしたが、他のBluetoothスピーカーなどと同様に各アプリ側の設定による影響は存在します。アップル純正のミュージックアプリの設定の音量制限や音量を自動調整なども設定通りに動作します。この点はむしろそうじゃないと困る話です。

イヤホン音量の操作の方法についてはiPhoneでの一般的なBluetooth機器と同じ操作感です。
というよりもすべてのBluetoothイヤホンがほぼ同様の仕組みだと思います。対応Bluetoothプロファイルによるものなのです。

どういうことかと言いますとBluetooh機器の操作は対応しているプロファイルによるものだからです。イヤホンに関係するプロファイルだとA2DP(音楽データ伝送用に関するもの)、HSP(ヘッドセット関するもの)というように役割の決まったプロファイルがあります。これらはBluetooth標準の規格としてメーカーを超えてきまった役割をするものです。

そんなBluetoothのプロファイルのなかにAVRCP(Audio Video Remote Control Profile)というのがあります。この規則に沿った信号をiPhoneが受信して音量の上下が行われることになります。AVRCPプロファイルに沿った信号を受信した後は、その信号に対してiPhone側でどう反応するのかを決めることになります。
音量を上げる信号を受信した後、iPhoneの場合だと約0.5秒ほどで本体ティスプレイ上の音量表示は消えます。通常イヤホンなどBluetooth機器側の命令でずっと音量ゲージをホールド表示させておくようにはなっていません。
(長時間ずっと物理的に音量ボタンを押し続けて音量を上げ続けるとかそういうことをすれば可能かもしれませんが、音量ボタンの長押しをした場合はイヤホン側に別の動作(例えば早送りや巻き戻しなど)が割り当てられているケースが多いのでWI-C310の場合でも違いますね。
物理的な故障ではなく電気的な故障でずっと信号が出続けている状態ならありうるかもしれません。)

(ほかの条件としては特定の操作をすることで発生するソフトウェアのバグなどもあるでしょう。このあたりが一番可能性があると思いますが、再現できる情報を見つけられなかったのでわかりません。)

SONY WI-C310とAnker Soundcore2

たとえば、AnkerのSoundcore2側の音量下げボタンを押したときも、SONYのWI-C310の音量下げボタンを押したときもiPhoneの画面上の音量表示は同じ形式のものです。

iPhoneのAVRCPによる音量表示
WI-C310でもSoundcore2でも音量表示の形式はこの形

そんなわけでBluetoothのAVRCPによる信号に反応して、iPhoneの音量、実際に耳に聞こえる音の大きさはそのイヤホンやスピーカーの音声出力のパワーによって差異はあるはずですが、音量表示をどのようなマークで表示するかはiPhoneによるものでイヤホンメーカーに依らない形です。
iPhoneの音量の表示形式の仕様はそんな感じですが、音量表示がずっと出続けるという状況は何らかの条件(故障やバグ?)で発生する可能性はあるとは思いますが、どういう操作で発生するのか再現できる情報を見つけられなかったのでなんとも言えないです。
表示の形式はいつものiPhone。表示が出続けるかはスマホとイヤホンのソフトウェアによるといったところでしょうか。

いわゆる接続がプチプチ切れたりペアリングが出来ないといった内容の、私のiPhoneとWI-C310の相性が悪いと考えられる現象を経験できませんでした。

プチプチ切れたり音が飛んだりするもので、問題が2.4GHz帯の電波環境に依存している状況で対処法を実行しても解決できない場合は難しいですね。
ワイヤレス通信の干渉による Wi-Fi や Bluetooth の問題を解決する(Apple)

Wi-Fiの強力な電波が溢れかえっている密集度の高い駅などは2.4GHz帯を使うBluetoothイヤホンには厳しい環境です。

WI-C310の音質 – イヤホンとしての基本性能

WI-C310と有線イヤホンの音質比較

高音質なのかどうかという性能ですがその点も普通といった印象です。
1. 今回レビュー対象のSONYのBluetoothイヤホン WI-C310
2. iPhoneに付属している有線イヤホン
3. SONYの1万円くらいの有線イヤホン
4. オーディオテクニカの1万5千円くらいの有線イヤホン
で比較した感じだと良い順に 3, 4 > 1 > 2 といった順位でしょうか。

どう表現したらいいのかわかりませんが値段なりといった印象です。
単品で1万円クラスの有線タイプのイヤホンほど高音質ではないです。
iPhoneの付属のイヤホンほど乾いた音ではないという感じでしょうか。低音を強調しているシリーズでもないナチュラルな系統の音質です。

WI-C310はイヤーピースはしっかりしていて、S, M, Lサイズのものがそれぞれ1セット付属しているのでフィット感を調整できるので聞き取りやすく、周辺の音を拾いにくいという点が音質面での助けになっているのだと思います。
ただ、ワイヤレスだから音が悪いといった時代は過ぎたと思います。

まとめ WI-C310の価値

SONYのイヤホン WI-C310 NC ゴールド
場面を選ばないゴールド

すごく高音質なイヤホンとは言えませんが、普通に良いイヤホンだと思います。
2020年時点でのSONYの普及機種、スタンダードなイヤホンですが、音質、使い勝手、安定感など十分に実用的なイヤホンでしょう。

耳から外れたときにイヤホンを無くしてしまわないようなネックバンドタイプものを探している人にはとてもいい選択肢です。

上級機種にあるようなノイズキャンセリング機能はありませんが、Bluetooth5.0対応、AACコーデックに対応というスペックなのでこのあたりも標準的な仕様。
しかしスペックには書かれていない安定感。ちゃんと使えるというのが魅力的なところ。

色はゴールドを選びました。イヤホンをつけていることが目立ちにくい色なのと、使っているうちに塗装がはげてきたときもダメージが分かりづらい色合いなのでよかったと思ってます。

1行で書くとWI-C310は
普通のスペックで普通に使える安定感あるイヤホンです。
そこに価値がある製品だと思います。

AndroidでもAACコーデックに対応していた

WI-C310はAndroidでもBluetoothでAACコーデックが利用可能
Android10のNOVA 5Tの開発者オプションで確認

AndroidのスマホでのBluetooth接続のコーデックは多くがSBCだと思っていましたが、AACでの再生に対応していました。スマホ側がBluetoothオーディオコーデックのAACに対応している場合はWI-C310はAACが使えるようです。NOVA 5Tでは設定を変更することなく、初期設定でAACが利用されていました。

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