ワイヤレスイヤホンでテレビが見たい
最近は低価格でも高画質な4K対応テレビが売られていて視聴環境が良くなっているのですが進歩してほしい部分が音声の部分。映像のほうは画質を決める半導体の性能も良く十分だと思うのですが、薄型テレビの厚みの制約なのかスピーカーの音質はもっと良くなってほしいと思うところもあります。
テレビの音質を改善するためにはAVアンプを接続してスピーカーを繋いだりすることもできますが、それほどコストをかけずに改善するにはBluetoothトランスミッターを利用して、ワイヤレスイヤホンを使うことがいいんじゃないかと考えて導入してみました。
ワイヤレストランスミッター TT-BA09Pro
今回購入したのはTaoTronicsのTT-BA09Proになります。どうしてこの機種にしたのかというとそれほど大きな理由はないです。テレビと接続するためのケーブル類が一通り付属しているのでケーブル選びで困ることはなさそうというくらいの理由です。
購入してから半年ほどですが最初にペアリングして使い始めてからノートラブルで使えているので安定感もありそうです。
光デジタルケーブルでテレビと接続する
このTT-BA09Proとテレビを接続するために利用したのは付属している光デジタルケーブルになります。
アナログで接続するためのケーブルも付属していますがデジタルで接続しました。デジタルで接続したほうが音質が良いことが多いです。これはテレビ側のイヤホン出力端子(アナログ接続)はあまり質が良いものではなく、サー、ジリジリッ、パチッ!といったノイズが乗ってしまうことが多いためです。
安いテレビでも光デジタルケーブルで接続するとノイズの問題がないことが多いので光デジタルケーブルで接続できるなら優先的にそちらを使ったほうがいいと思います。
TT-BA09Proを電源と接続する
USB-ACアダプターとTT-BA09Proを付属のUSBケーブルと接続しました。私は余っている古いiPhoneのものを利用しました。付属のケーブルはUSB-C – USB TypeAになっていてUSB-C側とTT-BA09Proを接続するので、ACアダプターはUSB TypeAのものになります。よくある形状なので使えるUSB ACアダプターを持っている人は多いと思います。
スイッチはTXモードに設定する
ワイヤレスイヤホンを使いたいというのが目的なので、 TT-BA09Proの役割はテレビから TT-BA09Pro に入力されてきた音声データをイヤホンに送ることになります。ということなので側面についているスイッチはTX(送信モード)に切り替えます。
ペアリングする
初期設定のために電源を入れるとそのままペアリングモードになっていました。イヤホン側をぺリングモードにすればそのままペアリングされました。
1台目のイヤホンが接続されている状態で電源ボタンをカチカチッと2度押すことで2台目としてSONYのヘッドホンをペアリングできました。
リモコンと音量について
光デジタルケーブルで出力している場合、音量の操作はテレビのリモコンではなくイヤホン側で行います。アナログ接続の場合、リモコン操作に連動しているテレビ側のアンプに連動した音声がTT-BA09に入力されることになるのでリモコンで音量が少し上下すると思いますが、基本的にテレビのデジタル出力は一定のようです。(一部、デジタルでもレベル調整をしている機種もあるかもしれませんが)
私の場合、もともとあまり品質が良くないテレビ側の音声機能の影響をなるべく受けたくないために光デジタルケーブルで接続しているのでそうじゃないと困る仕様です。
使い方にもよるかもしれませんがテレビのスピーカーもまったく使わないわけではないので、テレビ側の音量に連動していないのがありがたいくらい。
まとめ
およそ半年ほど使用してみて、このBluetoothワイヤレストランスミッターというものを買ってよかったと思います。音質という面では普及価格帯のテレビについているスピーカーより今どきにワイヤレスイヤホンのほうが遥かに高音質ということもありますが、それ以上にテレビ視聴がより良いものになりました。
夜一人でテレビを見るときにあまり音量を上げられなかったのもイヤホンなのでボリュームに気を使う必要はなくなります。そしてテレビの周辺で大きな音がしていたりして音声を聞き取りづらいとき、例えばキッチンで食器洗い乾燥機が動いているときもイヤホンなので環境音に強いです。
テレビを見るときの画面までの距離は、パソコンの画面よりはるかに遠いので、イヤホンやヘッドフォンを使うときに長いケーブルが邪魔になりがちでしたが、最近のスマホではすっかり当たり前になりつつあるワイヤレスイヤホンをテレビでも使えるようになるのは便利です。ワイヤレスなのは自由に動いても問題なしというのが普段使いに良い条件なのだと思います。
テレビ用にイヤホンを購入
使い始めのころは別のイヤホンを使っていたのですが現在は同じメーカーのSoundLiberty 97(TT-BH097)というイヤホンを使っています。カバンからイヤホンを取り出してテレビで使ったあと忘れていくこともあったのでテレビ用のイヤホンを用意しました。ほかのメーカーでもよかったのですが低遅延な接続方式のAPTXで接続できるものの中で安かったのと、楽天で販売されているワイヤレスイヤホンで人気だったというのも少しあります。
ゼンハイザーのBluetoothトランスミッターもあった
有名な音響機器メーカーであるゼンハイザーからもBluetoothオーディオトランスミッターが販売されていたようです。
AnkerからもBluetoothトランスミッター
イヤホンやスマホ充電器で有名なAnkerのBluetoothオーディオトランスミッターが発売されています。Ankerのワイヤレスイヤホンやキーボードはコストパフォーマンスがいいと思ったので、次にBluetoothトランスミッターを買うならAnkerのが良さそうとみています。
ワイヤレスイヤホンを使いたいという市場が大きいのか色々な会社からBluetoothトランスミッター、レシーバーが販売されているので好きなメーカーを選べる市場環境にあるようです。