Samsung 980 1TB NVMe SSDをSSDケースに入れる
写真や動画データのファイル置き場として定期的に買い足しているSSDですが今回はSamsung 980シリーズの容量1TB品であるMZ-V8V1T0Bを購入しました。フォームファクターはM.2 2280。
キャッシュ用のDRAMチップが搭載されていないエントリーモデルのSSDですが、メーカー公称値の最大転送速度は読み込み3500MB/s、書き込みは3000MB/sということで外付けのSSDケースに入れてUSBでデータ転送するには十分すぎる性能があるわけなので、使っていくなかで気になるのは安定稼働に影響しそうな発熱くらいです。
使いやすい片面実装
このSSDの裏面にはチップが一つも乗っていない片面実装タイプです。裏面に部品がついているとケースと物理的に干渉するものもあるので、この点はとても好都合でした。
貼り付けられているシール状のものはヒートスプレッダーラベルと呼ばれるもので放熱機構のようです。
認識しないのでフォーマット
内蔵用で売られているストレージなので例によって最初はエクスプローラーでは認識しない状態なのできっちりフォーマットしました。
ベンチマーク結果
使っているケースは玄人志向のGWM.2NVST-U3G2CCAです。転送速度は以前WDのSSDを入れて測定した結果と同様の数値でした。ケースの性能の上限まで出ているようなので相性が悪いということはなさそう。
発熱について
このSSDの主な使用方法として、カメラで撮影したデータをSDカードからSSDへ一気に転送。そのデータを編集ソフトで読み出して加工するという使い方をしていますが、WD SN550を使っているときよりケースの表面がやや温かいかな~と思う程度でした。読み込んでいるときは発熱は少なそうですが、連続で100GBくらい書き込むとケースの温度が上がったのを触ってみて体感できます。温度は上昇しても書き込みエラーで動かなくなったりということは一度もなかったので特に問題ないと判断しました。外付けケースにいれて使っているため、ケース側の転送速度上限があるのでSSDの性能を最大まで出しているわけではないので発熱も大丈夫なのは予想通りです。(SSDケースに付属している熱伝導シートを使ってケースがヒートシンクとして機能するようになっています。)
メジャーなメーカーの定番のラインなので特に悪いところもなく外付けSSDとしても普通に使える、特別何も言うことはない結果となりました。
外付けで使う場合はUSBの接続速度の上限があるので、最高速度はもっと遅くて構わないので価格が安くなっている旧モデルを選ぶという選択肢もあると思います。
MZ-V8V1T0B/ECとMZ-V8V1T0B/ITの違い
型番の後ろのついている/ECや/ITの違いについては本家サイトを見てもバージョンの言及はなくどうやら日本国内での販売ルートの違いによるもののようです。ECとITはどちらも日本国内の同じ正規代理店で取り扱われている型番。海外版ではMZ-V8V1T0B/AMなどもあります。
じゃあどちらを選ぼうかと考えた場合、アマゾンでは販売元 Amazon.co.jpとして取り扱っているのはEC型番のMZ-V8V1T0B/ECのようです。