YouTubeが見れない原因、今回はSmartByteが犯人じゃなかった
一部のウェブサイトにアクセスできないという問題が発生しました。
先日、注文していたDellのゲーミングPCを受け取った後、さっそく電源を入れWindowsの初期設定をしていました。新しいパソコンを買ったら、まずインターネットに接続して色々なソフトウェアを最新版にアップデートしてから使い始めることを考えていたので、WiFiの設定を済ませたあとブラウザを起動して異変に気付きました。
接続できるサイトと接続できないサイトがある
ウェブブラウザを起動して適当に目に付くウェブサイトをクリックしてインターネットにつながった事を確認していたところで、Yahooは接続できたけれどYouTubeには接続できないという現象が発生しました。
ここで前にもあった・・・と思いだしたのがSmartByte。
DellのパソコンがYouTubeに接続できないという場合はだいたいSmartByteのアプリをアンインストールしてしまえば問題を解決できることを覚えていたのでアプリを削除しようと探していたところ今回購入したDellのゲーミングPCには入っていませんでした。
Killer Control Centerで制限を無効にする

すべてのサイトが接続できないわけではなく、一部のサイトなので何か別の名前のアプリケーションでブロックさせているのだろうと考えて初期インストールされているアプリを見ていたところ原因のソフトがありました。
Wi-Fiの通信速度が遅い原因
Killer Control Centerでは帯域制限を行うことで特定のソフトの通信速度を安定させるためのソフトウェアだと思われますが、このソフトが原因でYouTubeに接続できなくなっていました。
ソフトごとにネットの接続速度を絞っているということなら、ウェブサイトに繋がっていても通常より通信速度が遅くなっているということも状況によってはありそうです。

設定項目からKiller Prioritization Engineのところをオンからオフに変更しました。
Killer Prioritization Engineを無効にすることで無事にすべてのウェブサイトに接続できるようになりました。
今回はYouTubeだけではなくWindows UpdateやDell updateにも接続できなかったのでどうなってるんだろうと思う誤動作っぷり。
このソフトの本来の役割はインターネットの接続に優先順位をつけて、例えばゲームサーバーとの通信を優先するために、他のサイトへの接続を絞るといったことに使えば効果的と言えるものでしょう。しかしゲームや動画サイトなどには接続してない状態でも、Windows Updateできない、Dell updateにも繋がらないとなるのは困りました。
Killer Control Centerはいらない – 新バージョンで設定復活
Dell UpdateでKiller WiFiのドライバを最新バージョンにアップデートしたところ、YouTubeに接続できない問題が再発生しました。アップデートしてから何かネットの調子が悪い気がするけれど気のせい?とすぐには原因に気づかなかったのですが、原神で接続エラーが発生してネットに繋がっていないと表示が出たので、そういえば最近アップデートしたものがあったとKiller WiFiのことを思い出しました。

最新版にアップデートしたことで、オフにしておいた設定が復活していました。
クイック設定から2か所ほどオフに切り替えます。Prioritization Engineと自動帯域幅を無効にすれば制限は解除されます。
Killer Control Centerのアンインストールは難しい

何度も無効に設定しなおすのは忘れそうなのでもうKiller Control Centerをアンインストールしてしまえばいいと思ったのですが、このソフトは制限機能の本体がドライバ側(Killer Wireless Driver UWD)にあるので、単純にKiller Control Centerをアンインストールしても何の解決にもなりません。アンインストールしてもドライバ側のパッケージで設定が保持されているので制限されたままになります。あまり手間をかける気もないので年1回くらいの頻度でオフに設定しなおすくらいは我慢することにしました。完全に通信には問題ないように無効化にできるので。
Killer Intelligence Centerの使い方
アプリの名称がKiller Intelligence Centerに変更されたようです。
*ちゃんと設定して使うという道もあるのかもしれませんが光ファイバーのインターネット、私の場合IPv6環境に移行済みでIPoEに対応したルーターを導入していて通信速度というリソースをあまり気にすることがなくKiller Control Centerを使う必要性がないので無効にする対応をしています。この手の通信制限はもし使うならパソコンでは余計な制限をかけず、ネットワークを管理する機器のほうでやりたいのでアンインストールしたいです・・・
今回設定をしたパソコンはWiFi6対応モデルのIntel Killer AX1650を搭載しているものになります。OSはWindows10からWindows11にアップデートしています。市販のアンチウイルスソフトのようなものは使用していないです。
DellのパソコンでYoutubeが見れない Windows11環境で状況を再確認
光ファイバーのネット回線環境があるのでこのアプリは無効にしていて何も問題はなかったのだけれど、友人が買ったDellのパソコンで「YouTubeが見れないから助けて」という出来事があったので、設定状況の再確認のためにもしばらく使ってみました。
Killer Intelligence CenterのPrioritization Engineでアプリケーション単位でアップロード速度、ダウンロード速度を制限する設定でLimitの数値を制限していなくてもYoutubeはブロックされている状況、他の動画サイトはブロックされているサイトと、問題なく動画が再生されるサイトが混在しているので、すべての動画サイトが接続できないわけではない。
ブラウザの通信を意図的に止めてみようとGoogle Chromeをブロックしてみると、GoogleやTwitter、Yahooもしっかりブロックできたので通信制限する機能は有効に機能している。
アプリケーションのカテゴリごとの優先順位を変更してゲームが最優先になっているものを変更し、ストリーミングを優先度1に変更してみてもYouTubeはつながらない状態。YouTubeの接続にプライオリティの設定機能は関連していないのか、他の設定でブロックされているということ。カテゴリ設定はアプリケーションごとの設定よりも広い範囲をまとめて設定するようになっています。
MicrosoftのEdgeでもYouTubeは接続できず、Firefoxでもダメだったので拡張機能との相性などブラウザ側の問題ではなさそう。
YouTube以外ではゲームがネットに接続していないとエラーが出ることが1度だけ再発生。Killer Intelligence Centerを無効にすることですぐにエラーを解消して通信できたのでブロックされたのは間違いないと思いますが何がトリガーなのか不明。
結局、よくわからない状況が発生して困るのでPrioritization Engineの設定を無効にしてパソコンを使っています。
そもそもKiller Control Centerが起動しない場合
問題が再発したので、また別の方法で対処しました。
YouTubeに繋がらない Killer WiFiを搭載しているパソコン
Killer WiFiの設定画面に入れなくなっているのでこういった方法でしょうがないのかなと思います。