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ThinkCentre M75q-1 Tinyを増設しやすいようにカスタマイズして購入 & レビュー

ThinkCentre M75q-1 Tinyを増設しやすいようにカスタマイズして購入 & レビュー

AMD Ryzen PRO搭載機 – ThinkCentre M75q-1 Tinyをカスタマイズ

Lenovoの公式直営店でThinkCentre M75q-1 Tinyをカスタマイズして発注しました。
Ryzen Proはここ数年の間、高性能で評判のCPUでしたが、すっかりノートパソコンばかり使うようになっていたので、サイズの大きなデスクトップパソコンは避けていました。

しかしデスクトップPCでもThinkCentre M75q-1 Tinyならすごく小さくて
本体寸法(幅 x 奥行 x 高さ)は約 34.5x182x179mm
1辺20cmを切るサイズで薄さが3cmあまり。
十分に小型で場所を取らないのでThinkCentre M75q-1 Tinyに決めました。
このサイズでRyzen Pro搭載機が使えるなんて最高だと思います。

Photoshop Lightroomでの写真の現像や、動画の編集、エンコードなどパワーは欲しいのでCPUのRyzenにはものすごく期待しています。

カスタマイズ注文のコツ – 私のカスタマイズ内容詳細

ThinkCentre M75q-1のデザイン

まずカスタマイズを始める前に基本となる仕様書を確認しました。

ThinkCentre M75q-1 Tiny 製品仕様書 | レノボジャパン

外部接続端子が豊富にあって
通常のTypeA USBポートが5つ (USB3.1×2、USB2.0x3)
USB-Cポートが1つあってUSB3.1の転送速度に対応しているようです。

ディスプレイ出力関連は
HDMIとDisplayPortの両方が標準インターフェースとして搭載されていることがわかります。

HDMIのバージョンは1.4か2.0か – 4K出力

パソコンと液晶ディスプレイと接続するのはHDMI端子を使うことが多いことから気になるのがHDMIのバージョンです。
HDMIのバージョンが1.4なのか2.0なのかですが、おそらくバージョン1.4だと思います。
最上位のSKUのRyzen CPUはHDMI2.0で4K 60pに対応しているようですが、このクラスはどうなのか詳しい仕様書が見つからない。 – AMD Ryzen™ 5 PRO 3400GEの公式スペック表
HDMI2.0の規格が定まったのは2013年なので普及価格のパソコンでも対応してたりするんでしょうか。GPUだけではなく関連しているコンポーネントもHDMI2.0対応している必要があると思うのでどうなんでしょう。とりあえずHDMI2.0には非対応だと思っておきます。

*届いてから試してみた感じでは4K 30pはOK。60pも限定的ながら動いています。

ThinkCentre M75q-1 Tinyの4K 60p対応について
解像度は4K(3840×2160)

上記のように4K 60Hzに設定できてはいますが色の形式はYCbCr420になっています。

ThinkCentre M75q-1 TinyのHDMIはバージョン1.4
4KではYCbCr 4:2:0は設定可能

設定をAMD Radeon Settingsで変更しようとしてもRGBやYCbCr444はメニューに出てこないのでどうやら搭載されているHDMIのバージョンは1.4ということでしょう。
(動画を見るためにHDMIで出力する場合はYCrCb420でも違いがわからないってことがよくあるのでそんなに気にしなくてもいいところかもしれません。)

ThinkCentre M75q-1 TinyのHDMI RGB YCbCr対応状況
こちらは1080pなのでフル対応

解像度をフルHD(1920x1080px)まで落とすとRGBもYCbCr444、YCbCr422も設定可能になっています。

DisplayPortがある

本当に4Kの60p RGB(8bit)のディスプレイ出力が必要になればThinkCentre M75q-1 TinyにはDisplayPortの出力端子があるので対応は可能だと思います。

カスタマイズの元になるパフォーマンスモデルを選択

カスタマイズする際の元となる基本モデルとして選んだのは
CPUにRyzen 5 Pro 3400GE搭載のモデル
ここから必要なオプションパーツを選択しながら注文しました。

プロセッサー : AMD Ryzen 5 Pro 3400GE (3.30GHz, 2MB)
初期導入OS : Windows 10 Home 64bit
私はすでに持っているのでMicrosoft Officeは無しで注文。
カスタマイズできる部分を細かく変更しました。

解説というほどではないですが私が各カスタマイズ項目でどんな判断をしたのか紹介していきます。

メモリーは8GBx1に変更 – 自分でメモリ増設する予定で

カスタマイズの定番といえるメモリーの項目ですが、私は自分でメモリを増設するつもりだったので、4GBx2を8GBx1に変更しました。こうすることで自分で8GBを追加することで合計容量16GBにすることができます。

画像の編集、動画の編集などの作業はメモリをたくさん使うものなので、メモリが16GB程度あれば結構いい感じになるという経験から、自分で8GBのメモリを1枚追加できる形で注文したということです。

特に後からメモリを増設する予定がないなら、そのままデュアルチャンネルで使える標準構成の8GB PC4-21300 SODIMM (4GBx2)のままがいいんじゃないかと思います。

グラフィックカード Radeon RX Vega 11 Graphics

この項目は変更できないのでそのまま。
Ryzenの内蔵グラフィックスの性能は低くはないので通常の用途ではまず大丈夫だと判断しました。GPUはRadeonなので。

*基本的にこの機種は一般的なPCI express x16スロットに差し込むようなグラボは乗りません。特殊な変換ケーブルを用いてPCI Expressに対応しているM2のソケットを使い、高速なNVMeのSSDを利用することを諦める形で無理やりグラボを使うことも不可能ではないとは思いますが、NVMeのSSDを諦めるのはもったいないです。NVMe SSDはOSやアプリの起動がすごく早いので、体感速度に影響すると思います。

次の項目の
ディスプレイサポート
2nd ディスプレイサポート
は共に、変換アダプターなしにしました。

M.2 ストレージ・カード SSD NVMe

ここでNVMeのSSDを選択するのですが、私は
128GB M.2 2242 NVMe
を選択しました。でもちょっと失敗だったかもと考えています。

SATA3.0のSSDも速いんですが、NVMeのSSDは本当に転送速度が超高速です。体感速度にもっとも影響を与えるているパーツかもしれない重要部品。

今になって思っていることですが、ここは
256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe)
のままにしておけばよかったと思っています。

1TB ソリッドステートドライブ (NVMe M.2 2280) OPAL対応
このOPALのものは簡単に言えば暗号化に対応したドライブです。

まだそんなに使って日が経っていないわけですが、すでに60%以上の容量を使用してしまっています。OSが肥大化しているのか、ブラウザの動画キャッシュの影響なのか、もうちょっと余裕のある容量を選択しておけばよかったと考えています。


1st ハード・ディスク・ドライブは、なしを選択しました。

ハードディスクドライブをなしで注文しましたが2.5インチドライブを搭載できるドライブベイが付いてきたので、2.5インチのSSDを増設しました。ストレージの容量不足への対応手段としてこの方法は使えると思います。

次に、1st オプティカル・ドライブは、なしを選択しました。
もうUSBで外付けできるDVDドライブを持っているので特に必要なかったのでそのような選択に。

内蔵ギガビットイーサネットが搭載されているんですね~

WIFI 無線LANの搭載は優先 – おすすめ

カスタマイズ項目 ワイヤレスLAN / Bluetoothの項目ですが
無線LANはオプションで搭載して注文したほうが良いと思います。
私はインテル Wireless-AC 9260 + Bluetoothを選択しました。

WIFIアンテナを自分で増設する?

ThinkCentre M75q-1 TinyのWIFIアンテナ

あとからWIFI関連のパーツの追加することで対応しようとすればできるとは思いますが、必要なパーツを購入して無線カードや汎用のアンテナを追加してもそれほど安くならなさそう。

自分でアンテナの配置位置を決めて、必要なアンテナケーブルの長さを計算して発注するという工程を考えると手間がかかって割に合わないと考えました。

現在のところ、直販のカスタマイズでオプションを追加しておかないと専用のアンテナパーツが付属してこないようなので、無線LANを使うなら最初から組み込んでおくのがいいと考えてカスタマイズ内容に組み込みました。

USBの無線LAN子機で対応

他の手段として、USBポートはTypeAが5つ、TypeCが1つあって豊富なので、USBタイプの無線LAN子機(こういう子機)を使うというのも思い浮かびましたが、内蔵できるものは内蔵してしまおうということでIntelのWIFI。

次の項目のSMA変換アダプタは、なし
(このSMA変換アダプタの項目は自分でアンテナを用意できる人向けの選択肢ではないかと思います。たぶんRPSMAとか色々わかってる人用かと・・・)

その次のキーボードやマウスは必要に応じて、
私は手持ちのものを流用するので共になし。

電源 ACアダプター ThinkCentre 135Wタイプが欲しい

ThinkCentre M75q-1 Tinyに付属している65W ACアダプター

ここは65W以外に選択肢がなかったのでもちろん65W。
後からPCパーツ(メモリやSSDなど)を増設することを考えていたので電源容量の大きいThinkCentre135W ACアダプターがオプションで選べればなあと思ったりします。

ThinkCentre 135W ACアダプター(スリムチップ)

変更しなかったカスタマイズ項目

オプショナルポートのインターフェースはシリアルポート、DisplayPort、HDMIポート、VGAポートのどれも追加しませんでした。
標準搭載のものがあればHDMIもDisplayPortも私には十分だったので。

ダストシールドは無しにしました。机の上に置いておけるサイズの小型パソコンなのでホコリはたぶん大丈夫と判断しました。

バーティカルスタンド – 縦置きスタンド

ThinkCentre M75q-1 Tinyの縦置きスタンド

これはThinkCentre M75q-1 Tinyを縦置きするためのスタンドです。省スペース化のために必要だったので選択しました。

ツールレス (オープンシャーシ) 分解しやすくなる?

この項目は筐体を開けて内部にアクセスするためのネジの話ですね。ドライバーくらいは持ってるのでなしに変更しました。

最後の保守・保障については特にプレミアサポートの延長サービスは申し込まずに標準の保証にしました。

まとめ – コンパクトで高性能なデスクトップPC

Lenovo直販サイトで購入

細かくカスタマイズできるぶん選択に悩むところはありましたが、満足の行く選択だったと思ってます。唯一、NVMeのSSDの容量を256GBにしておけばよかったなぁ・・・と思うくらい。NVMeのSSDも後から自分で換装できる仕様ですが、OSの入ってるディスクを移し替えるのはめんどうなので・・・。

Windows10 Proを選べればよかったですが、こちらは自分でアップグレード対応が簡単なので問題なし。

根幹部分のRyzen Proの性能がいいので、何も考えずにデフォルト仕様で注文しても満足したような気もしてます。良いCPUです。

外部接続端子として、フロントパネルにUSB-C、イヤホン、マイク端子などがついています。背面にあると使いにくですが、フロントに配置されているので使いやすい。

SDカードリーダーは内蔵されていないので、必要なときには外付けのSDカードリーダーとしてAnker USB-C 2-in-1 カードリーダーを繋いでいます。

シャーシ、筐体の質感が良くてデザインもカッコいいと思うので総合力の高いモデルだと思います。

ThinkCentre M75q-1 Tiny:パフォーマンスモデル

時期によって標準のオプションなど多少仕様が変わったりしているのかもしれないですが、Ryzen Pro搭載機はコストパフォーマンスが良く、評価が高いパソコンだと思います。

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メーカーが運営している直営サイト以外でもM75q-1を買うことができます。楽天にLenovo公式ショップが出店しています。細かなカスタマイズはできませんが、ちょうどいい感じの構成のモデルもあるので、このモデルがおすすめだと思います。

CPUにAMD Ryzen 5 Pro 3400GEを搭載していて、ワイヤレスLANにインテル Wireless-AC 9260が付いているモデルがいいでしょう。