ノートパソコンに32GBのDDR4メモリーを取り付け
DellのゲーミングノートパソコンG15のメモリを増設しました。もともと合計16GBのメモリが搭載されているモデルなので色々なアプリを同時に使用する状態でなければそれほど問題はなかったのですが、メモリの使用状況を気にしながら使うのも高性能なCPUやGPUを搭載したパソコンなのでもったいないと思い増量することに決めました。
今回は思い切って1枚当たり32GBのDDR4-3200(PC4-25600)のDRAMモジュールを購入し、メモリを新しいものに換装。
手順1. ベースカバーを外す – 裏蓋を開ける
ドライバーを使ってノートパソコン底面のネジを外し、裏面のカバーを取り外しました。特に難しいところもなくネジを外して少しスライドさせます。注意点としては一部のネジがカバーに裏止め、固定されているのでいくら回してもネジが抜けないと慌てないようにしましょう。
手順2.バッテリーを外す
次にバッテリーケーブルを外します。電源をオフの状態にするためにマザーボードとバッテリーを繋いでいるバッテリーケーブルをスライドして外します。ノートパソコンとACアダプタがつながっている場合も抜いておきましょう。
メモリの取り外し方と取り付け方法
メモリを固定している金属パーツがあるので、外側に開くように動かすと取り付けられているメモリが持ち上がり取り外せるようになります。斜めに浮き上がったら、その角度のまま引くことでメモリが外れます。
メモリを取り付けるときは斜めに差し込んだ後、ゆっくりと倒していくことでカチッと金属パーツで固定されることになります。
8GBのメモリモジュールから32GBのものに付け替えましたが、大容量なだけあって両面にDRAMチップがたくさん乗っています。
増設したメモリ 容量の選び方で迷う おすすめは32GBか64GBか
今回、メモリの増設を考えたとき32GBにするか64GBにするか迷いました。最終的に選んだのはCrucialのCT32G4SFD832Aです。
自分のコンピュータの使用状況に合わせて選ぶわけですが、16GBから32GBに増量するのは複数のアプリケーションを起動した状態にしておくときに都合がいい(私はよく原神で遊んでいるのですが、例えば一時的にゲームを中断するときアプリを終了せずに別の作業に移っても、まだ使用可能なメモリ容量に余裕があるので別のアプリの影響を受けにくくできる)ので効果を体感できやすいアップグレードだと思います。複数の巨大なアプリを同時に起動しておけるので32GBへのアップデートは価格的にも迷うことはないので、以前からメモリ増設として考えていた容量でした。このパターンの候補としてはD4N3200CM-16GRがありました。
64GB DRAM増設は必要だろうか
そして64GBとなると・・・必要だろうかと考えたとき、現状そこまではいらないけれど可能性は感じる・・・というところでしょうか。いくつかの状況でWindowsのタスクマネージャーで使用しているメモリの量を確認したところ、Photoshopでニューラルフィルターを使ったときなど一気に5GB程度使用量が増えることがありました。4K動画の編集、エフェクトにもメモリ使用量の大きいものがありますが、複雑な操作をAIが自動でやってくれるようなものが増えると自分ではあまり意識しないうちにコンピュータが膨大な演算をしていてメモリの使用量が増えていることはあると思いました。
私の場合、パソコンを使っている時間の99%はメモリ使用量が32GBを超えていないのでコストパフォーマンスという考えでいくとW4N3200CM-16GRなどが最適な選択だったと言えそうです。
メモリは足りないときは足りないということを強く意識してしまうのですが、余っているときは余っていると考えることはなかなかないものなので、不足することがなさそうなのはきっと良いことです。
今回G15に取り付けたCrucialのCT32G4SFD832Aです。大手メーカーの製品なのに32GBのメモリとしては選びやすい価格だったので、それならCrucialにしてみようと考えて選択しました。
他にも増設用メモリの定番メーカーといえるシリコンパワーやトランセンドも32GB品を出しているのでそろそろ32GBのメモリを増設の候補として考えている人も増えてきているのでしょうか。
こちらはCFD販売のCrucialのメモリ。CFD版の特徴はメモリ相性保証サービスがあるというのが気楽なところ。