色がおかしい – HDMIで接続した液晶ディスプレイ
ノートパソコンの小さな液晶ディスプレイより作業効率を上げるために大きな液晶ディスプレイとHDMIケーブルで接続してみたもののノートパソコンの液晶より画質が良くない?色が変、なんだか白っぽいそんな経験はあったりすると思います。
会社で在宅勤務のテレワークのテストとして、会議のシーンに小さな画面では各参加者の顔が小さくて表情が分かりづらいということで大きなディスプレイを使ったりしたときもなんだか白っぽいなあと思っていたりしたことも。
解決方法 液晶画面の真っ黒が白っぽい
ノートパソコンの画面をHDMI端子で外部液晶ディスプレイに出力したときが色が白っぽい。性能の良いVAパネルやIPS液晶ディスプレイなら黒は真っ黒のはずなのに・・・
品質の良い液晶モニターの場合はキャリブレーション(色の調整)などがされているので、モニターが原因の可能性は低いと考えて色々試してみました。
解決方法は、液晶ディスプレイ側の設定ではなくパソコンのほうで設定するものでした。
(※正確にはパソコンと液晶ディスプレイの設定がマッチしていること。)
原因はなんだろう – HDMIの白っぽい対策
黒が白っぽい・・・
これが黒浮き?・・・
色ムラ?
白浮き?
HDMIの切替器を使っていても、使わなくても状況は変わらない・・・
HDMIケーブルの質が原因?品質が良さそうなSONYのケーブルを買ってみる。
ノートパソコンのGPUの性能が低いのだろうか?などと考えてみましたが
最近のパソコンで2Dのカラーの発色だから、そんなわけないですし・・・
黒が白っぽく発色されて困ったので原因を探して試して解決しました。
使っているノートパソコンのGPUはインテル製
設定を変えれば簡単に解決する程度のものでした。
インテルHDグラフィックスコントロールパネルの設定
量子化の範囲を設定で解決 全範囲でRGB(0-255)
ディスプレイ – 一般設定 – 詳細のところで
量子化の範囲 – “デフォルト範囲“から”全範囲“に変更。
これだけで解決しました。
どうやら問題はディスプレイ側のHDMI RGB設定が(0-255)なのに対して
パソコン側のHDMI RGB設定が(16-235)に設定されていたことのようです。
両方の設定が一致していないことによるもの。
(※GPUがNVIDIAのGeForceな昔のSONY VAIOでもnvidiaの設定画面で同様に解決しました。
AMDのRadeonでも設定できる項目があれば設定するだけでしょう、たぶん)
*この設定はテレビに出力する場合は変更する必要がない場合があるので、
HDMIでテレビに出力する場合にも設定がマッチしているのか注意が必要かもしれません。
液晶ディスプレイ、パソコンの両方の設定が
HDMI RGB (0-255)
に設定されているとカラフル。発色がもっとも良くなるようです。
せっかく高画質、高性能なディスプレイを買ったならやっておきたい設定です。
今回紹介したのは白っぽくなっている理由が、量子化の範囲という設定に起因している場合についてのものです。
特に新しい世代の発色の良いディスプレイを使っている場合はその性能を活かすためにも一度確認しておくとよい設定でしょう。